Bad Flesh / Masaru Tanabe

COMPACT41では、6月28日(土)から7月26日(土)まで、Bad Fleshと田邉将による二人展「Sponge Heat」を開催いたします。
本展は、音楽活動を長年続けてきた二人のアーティストが、音ではなく“視覚”を通して表現を試みる初の展示です。それぞれが独自のアプローチで作品制作を続けてきたなかで、今回初めてその表現が一つの展示として交わります。異なるテーマから展開される二人の作品群は、「終わり」や「変化」に向けられた静かで力強いまなざしを共有しています。
Bad Fleshは、「不快な熱、もう冷めきった熱、永遠に続いてほしい熱、もう居なくなった人の熱、今日出会った熱」など、さまざまな“熱”のかたちをテーマに、ドローイングや立体作品で表現します。長年の音楽活動や海外アーティストとの交流を背景に、梱包材や日用品といった素材がコラージュ的に用いられ、そこに存在していた「熱」の記憶が可視化されます。
田邉将は、「脱皮した価値」をテーマに、かつて役割を果たしていたものが、やがて崇拝や懐古の対象へと変わっていく現象に着目します。曖昧で不安定な価値の揺らぎを、立体作品ではユーモアを込めて表現し、同様の視点をもとに、シルクスクリーンの技法を用いたドローイングでも展開します。
「Sponge Heat」というタイトルは、Bad Fleshの“熱”に対し、田邉が“吸収し、変化し、老朽化していく”という応答として「スポンジ」を選んだことに由来します。ふたりのアーティストによる音楽的なテンポと対話が、空間に緩やかな緊張感と余白をもたらします。
展覧会情報
タイトル:Sponge Heat
会期:2025年6月28日(土)〜7月26日(土)
時間:12:00〜17:00(日・月・祝 定休)
会場:COMPACT41(東京都練馬区)
出展作家:Bad Flesh、田邉 将
アーティストプロフィール
Bad Flesh
アンダーグラウンドシーンで音楽活動を続ける一方、「疑問性の再構築」をテーマに独自の視点で作品制作を行う。豊富な音楽経験と、国内外のアーティストとのリアルな交流から培った鋭いカルチャー感覚が、表現に色濃く反映されている。コアなファンから高い支持を集める。
田邉 将
インディペンデントな音楽シーンの中で、グラフィック、ペインティング、写真、彫刻、シルクスクリーンなど幅広い表現技法を学び、独自の制作スタイルを確立。音楽における“雑音”という曖昧な要素を出発点に、それが調和を生む“スパイス”としての可能性を探る。曖昧さや不安定さがもたらす創造性を、作品を通じて追求し続けている。
関連イベント
・オープニングパーティ:6月28日(土)14:00〜
・アーティストトーク :7月5日(土)14:00〜
どなたでもご参加いただけます。ぜひお気軽にお越しください。